夜も休むことなく流れ続ける川。せせらぎは夜の方が激しく感じる。
もしかしたら夜の森の主役は、この渓流なのかもしれない。
森の夜はとても不気味で怖い。
しかしそこに月明かりがあると随分違う。
菊池渓谷に到着したのは午前4時、空を見上げると
この日はたまたま下弦の月だった。
黎明のあかりと月の光で撮影。
次第に空が明るくなりはじめました。この頃鳥達は黎明の歌を謳歌するのです。
そこに佇むmorisongもつい口ずさみたくなる一瞬であり、
また呼吸している自分自身を実感する時でもあります。
夜明け頃より温度の上昇によるものかは定かでないが霧が発生。
次回は日の出後の、その霧に輝く菊池の幻想をご紹介します。お楽しみに^^。
撮影/2006年8月15日・熊本県菊池渓谷にて・EOS5D